当科では脳血管障害をはじめ、交通事故などによる頭部外傷、整形疾患に対する
理学療法を行っております。
理学療法(PT)って何?
理学療法とは「Physical Therapy」の日本語訳で「PT」と省略して使われています。
理学療法は以下に示す方法で、患者様の病状やニーズにあった援助・指導で対応します。
主に屋内の歩きがある程度可能になった方のために、屋外歩行の練習をする場所です。
町の風景の歩きづらい場所を模式的に集めた造りになっています。
点滅速度可変式信号を設置した横断歩道
歩道橋を模式したオブジェクト
電車やバスの乗り降り、踏み切り等を模式したオブジェクト
普段私たちが歩いている道路は、平らに思えて実は凸凹です。例えば歩道と車道の間、店先などの歩道のアンジュレーション、歩道と車道の境のブロック、点字ブロック、マンホール…。それらを模式した歩道を造ってみました。
またお見舞いに来てくださった方々と屋外での団欒等を考え、東屋やベンチ、芝生なども造りました。
理学療法は大きく、運動療法と物理療法に分かれます。
運動療法
脳卒中の運動療法は、不自由になった体の運動・動作を新たに学習してもらうことが主です。
関節可動域練習:肩や足の関節の動く範囲を保たせる、改善が目的 平行棒内歩行練習:歩く訓練ですが、脳卒中になって初めて歩く方や何かにつかまっていないと歩けない方等々目的は様々。
トレッドミル:持続的に歩く練習をしてもらう装置 自転車エルゴメーター:脳卒中では主に両足の交互運動をしてもらうのが目的
階段昇降練習:直接的には階段の上り下りの練習ですが、歩くだけでは平面的な歩行感覚だけですが、上下動を加えることで3次元的となり、より歩行感覚を強く持たせます。
物理療法
物理的な刺激によって、人間の自然治癒力を活性化させる働きがあります。運動療法療法と組み合わせることで、効果が大きくなります。脳卒中では
@ 温熱療法
A 寒冷療法
B 電気刺激療法
C 振動刺激法

の4つがありますが臨床的には@Aを多く使います。
hot packs ホットパック
 75~80℃の伝導体を患部に15~20分あてる。
慢性的な疼痛の緩和や、脳卒中としては局所の痙性の一時的な抑制をします。
ultra cold therapy 極低温療法
(商品名:COLDAIR)
 自然空気を−45~−50℃の冷却空気にし、患部を冷やす装置。炎症症状が強いため、起こっている痛み(筋・関節・リウマチの炎症etc…)の軽減や、脳卒中としては痙性の一時的な抑制があります。
斜面テーブル
 人間の体は重力に抗するような神経構造に出来ています。骨、筋はやせてしまいますし、内臓の働きも鈍くなります。ですから長期に臥床した方や、自ら立っていられない人、脳卒中で不自由になってしまった足に体重を乗せるためなどに、半ば強制的に立位をとってもらう装置です。