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サイバーナイフ治療 TOPICS

2019.9.16市民公開講座ご質問の回答を掲載いたしました。

9月16日甲府市総合市民会館で行われました市民公開講座には多数のご参加を頂きありがとうございました。また後援を頂きました団体、企業の皆様にも深く感謝申し上げます。
当日時間の関係でお答えできなかったご質問内容の返答をいたします。

①サイバーナイフの1回の治療時間はどのくらいかかりますか?
治療対象の大きさや存在する臓器の種類、さらには照射量や分割回数により治療時間は異なりますが、通常1回の治療時間は脳や頭頸部では20-40分、肺、肝、腎臓、前立腺などの体幹部では30-60分程です。

②サイバーナイフの治療は保険適応外との事ですが、部位や大きさで金額はかわりますか?
サイバーナイフ治療はわが国で適応されている疾患に対し保険適応で治療可能です。部位や大きさで金額が変わることはありません。
現段階でわが国でサイバーナイフ治療の保険適応となっているものは、頭蓋内病変(脳神経外科領域の病変、良性腫瘍、悪性腫瘍、血管奇形など)、頭頸部がん(耳鼻咽喉科、頭頸部外科領域のがん)、原発性肺がん、転移性肺がん、原発性肝がん、転移性肝がん、原発性腎癌、転移病巣のない限局性の前立腺癌、脊髄動静脈奇形です。三叉神経痛、癌からの脊椎転移などは保険が適応されていませんが、治療の適応はあり、いずれ保険適応になることが期待されています。サイバーナイフより早くから治療をしていたガンマナイフは2015年7月から保険適応になりました。サイバーナイフも近いうちに保険適応になることが期待されています。※腫瘍などが原因で生じている三叉神経痛の中には保険適応となる場合もありますので、詳しくはお問い合わせ下さい。

③癌のステージや部位によっても治療効果は違うと思いますがサイバーナイフ治療対象患者でもっとも効果が得られる確率が高いのは何癌になりますか?
確かに癌には放射線感受性の高いものと放射線抵抗性の癌がありますが、同じ臓器にできる癌でも構成する組織が異なることがありますので、いちがいには何癌が最も効果が得られるかは答えられませんので、その都度サイバーナイフセンターの外来でご相談されることをお勧めします。

④高額医療を受ける費用を苦面するにはどうしたらよいか?相談窓口はありますか?お金を用意するのが困難でも治療は受けることが出来ますか?
サイバーナイフ治療で適応されている疾患に対し保険での治療が適応となっております。また、受給証・限度額認定証も適応となっております。お支払方法につきましてもクレジットカード、分割での対応もできますので、詳しくはお問合せ下さい。

⑤サイバーナイフで前立腺癌を治療した場合治療期間及び考えられる後遺症はありますか?
前立腺癌の治療回数は、通常で5回、治療日数は、1日置きの照射となる為、計11日間となります。生じうる晩期有害事象としては、尿道狭窄(排尿に時間がかかり尿が出にくくなる)や直腸出血を生じる可能性があります。しかしながら以前に比べ治療技術は進んでおり、それらの出現頻度は少なくなってきております。

ご参加いただきました皆様多くのご質問ありがとうございました。